2023年のスギ花粉症対策は何がおすすめ?花粉症対策はいつから?

2023年のスギ花粉症対策は何がおすすめ?花粉症対策はいつから?

2023/02/28 | タスクコラム

1日中鼻水やくしゃみが止まらず、目が痒くなったり、ずっと倦怠感がつきまとう花粉症。これらの症状を和らげる方法はあるのでしょうか?基本的な対策方法や家にまつわる対策まで、解説していきます。

 

花粉が飛び始める時期やスギ花粉の量はどのくらい?

スギ花粉の量は前年の初夏、6月頃から秋にかけての気温により左右されます。
気温が高くて日照時間が長い程、スギの雄花がよく育つため、花粉の量が多くなります。
東京ではスギ花粉は2月中旬から飛び始めることが多く、2023年は全国的に花粉が非常に多く飛ぶと言われています。
早い方で1月過ぎから少しずつ鼻炎症状が出る方もおられます。
ご自身の症状が平年どのくらいから現れ始めるのか思い出していただき、その2週間くらい前から症状改善の対策をしておくと良いでしょう。

日本気象協会の花粉情報 ▶︎

 

花粉症がひどいときに自分でできる対策は?

以下は基本的な花粉症対策になりますが、これをするのとしないのとでは発症する症状にも差が出てきます。重症化する前に対策をしておくことをおすすめします。

・マスクをして極力花粉を吸わないようにする。
・外出する場所を考えて、なるべくなら出かけないようにする。
・自転車やバイクに乗る場合は専用のレインカバーなどを使用する。
・花粉症用メガネをかけてアレルギー性結膜炎を防ぐ。
・玄関に入る前に、服についた花粉を落とす。
 特に一番外側に着る上着はウール素材の衣服は避け、ツルツルした素材のものにした方が望ましいです。
・手洗い、うがい、洗顔をして体についた花粉を落とす。
 帰ってきたらまずシャワーして着替えることを毎日のルーティーンにしておくと安心です。
・洗濯物は外に干さずに部屋干しする。
 せっかく洗った洗濯物も、外に干していると花粉が大量についてしまいます。
 サーキュレーターや除菌機能付き空気清浄機や除湿機などを活用して部屋干ししましょう。

 

花粉症対策に良い家の換気とは?24時間換気していれば良い?

第1種換気方式は花粉症対策に有効?

まず、換気設備とはどのようなものなのでしょうか。
機械により室内の空気を外に送り出す排気と、外から空気を取り込む給気の設備が必要になります。排気と給気を一体化させた換気扇もありますが、現在の住宅では壁などに排気用のファンとは別の給気口が設けられているのが主流になっています。

24時間換気システムは給気口から外気を取り込み、別途設けられた排気口から汚れた空気を排出して、家の中の空気を自動的に循環させて住宅なら1時間あたり0.5回以上家中の空気を換気する仕組みの事です。
換気の方式により3つの種類があります。

・第1種換気方式:排気と給気ともに換気扇などの機械で強制的に行う
・第2種換気方式:給気だけを機械で行い、排気は排気口より自然に行う
・第3種換気方式:給気は給気口より自然に行い、排気は機械で行う

このうち、第2種換気方式は、部屋の中を常に「正」の状態にする「クリーンルーム」や「手術室」などに採用されており、主に住宅に用いられる換気方式は第1種と第3種です。

コストを抑えられる第3種換気方式が一般的に普及していますが、建物の気密性が悪いと排気効果十分に得られず、花粉症対策としてはやや不利な面があります。
花粉症対策に一番効果的とされている換気方法は、第1種換気方式です。


第1種換気方式とは

給気と排気をセットで確実にコントロールすることが換気の重要なポイント。特に外の汚れた空気が室内へ侵入するのを防ぐには、給気が重要となります。給気不足だと、建物の隙間などから外気と一緒に大気汚染物質も入りこむ可能性があります。

第1種換気方式は、家の中で必要な給気量と排気量を調節し、室内の圧力を常に一定に保つことができます。断熱効果に優れた高性能住宅で採用されています。
ここで重要なのは、微小粒子用フィルター搭載のものを選ぶことです。
微小粒子用フィルターは、花粉はもとより、それよりも小さなpm2.5や黄砂などの粒子もキャッチし、室内への侵入防止に効果を発揮します。

 

参考:天気予報 tenki.jp
出典:米国EPA・大阪府環境農林水産部
「微小粒子状物質(PM2.5)」に関する資料より

また換気すると外気が入って室温が変わりやすくなりますが、第一種換気では熱交換器という専用の機器を使うことで、室温を保ちやすくすることが可能です。
ただし機械的に換気ができる分、3つの換気方式の中では最も設備が大きくなりがちでダクト配管の関係上、天井裏に設置されることがほとんどです。また、月に1,000〜2,000円程度プラスで電気代がかかってしまい、素人によるメンテナンスは難しいという一面もあります。

断熱対策された家は花粉症対策にもGOOD

普通に建てられた家は、そこそこの断熱材が入っているのみで、廊下やトイレ、洗面所、キッチンなどが冷え込むことが多く見受けられます。
花粉症対策のことなど全く検討されずに建つため、気密性が悪く、当然換気効果も十分に得られません。冬は結露しやすく花粉などの汚れた空気も家の外へ十分に排出できないのです。

24時間換気システムにも色々な製品があり、選び方や使い方によってはより花粉を家の中に取り込んでしまうことになるので注意が必要です。フィルターの取り替えや機器のメンテナンスなど、正しく行いましょう。

 

花粉が入るのを防ぐために給気口を塞いでもいい?

24時間換気は常時作動が原則です。気密性が高い高機能住宅で給気口を塞いだり、稼働を止めたりすると、シックハウスやカビの原因となることもあります。

花粉対策の効果的な方法は?

定期的に給気口のフィルターのメンテナンスをしましょう。フィルターに花粉やホコリが付着したままにすると、性能を十分に発揮できません。1カ月に1度は掃除機でフィルターについたホコリを吸い取ってキレイな状態を保ってください。メーカーが推奨するフィルターの交換時期も守りましょう。フィルター交換する折りに高性能フィルターにチェンジし花粉やpm2.5などの流入を防ぎやすい商品にする事がおススメです。
高気密の家になるほど、空気の入口を管理し易くなります。入口空気清浄機なども併用すると良いでしょう。


家の花粉症対策のまとめ

 

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花粉が飛ぶ時期に外に出たら、帰ってきた時に家の中まで花粉を持ち込まないことがまず大切です。そして、外で払いきれなかった花粉を家の外に排出するには、第1種換気方式が有効です。この24時間換気システムは主に高気密住宅で採用されているので、断熱性能が高い家は、自ずと花粉症対策もできてしまう家になります。
これから家を建てる方、フルリノベーションなどをお考えの方は、花粉症対策もできる高気密住宅についても検討されてはいかがでしょうか。
注文住宅やリフォームなど、小さなお困り事など、気になることがあれば、お気軽に佐工務店までお問い合わせください。

 

 

 

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