食洗機の入れ方に手間取らない!フロントオープンが秀逸
2024/03/20 | タスクコラム キッチン目次
食洗機はみんな使ってる?
欧米では約7割の普及率とも言われている食洗機(食器洗い乾燥機)。
経産省の調査では日本の普及率は30%程度と、まだ低いと分析されています。
要因としては「日本の住宅事情などにより、据え置き型の食器洗い機をキッチンに置くスペースがないといったことが理由として考えられる」としています。
近年では共働き世帯の割合が増え、食事、炊事にかける時間は未就業者に比べ半分以下になっているデータもあります。
このようにライフスタイルの変化に伴い、時短効果のある食器洗い機の普及がますます進んでいくことが考えられます。
(引用:経産省「家事の強い味方、食器洗い機」▶︎)
失敗しない食洗機の選び方
食洗機で主な国内メーカーに、パナソニック(Panasonic)、リンナイ(Rinnai)などがあります。
海外製ではミーレ、ガゲナウ、ボッシュ、AEG、アスコなどがあります。
今回は国内製品に着目して解説していきます。
●設置タイプで選ぶ
食器洗い機(食洗機)には、ビルトイン型と据え置き型の2種類があります。
ビルトイン型はシステムキッチンに組み込んで設置するため、施工業者による取り付け工事が必要になります。一方、据え置き型は設置スペースさえ確保できれば、大がかりな工事は不要のため、賃貸住宅などの場合に最適なタイプです。
●据え置き型とビルトイン型
食洗機には据え置き型とビルトインタイプがあり、システムキッチンの導入と併せてビルトイン食洗機を導入する傾向がみられます。
【据え置き型・卓上型】
据え置き型は取り付けが簡単で、ビルトイン型に比べて手軽に導入できるのがメリットです。
大がかりな設置工事は不要ですが、食器洗い機に給水するための分岐水栓の取り付けが必要になります。
こちらは自分でも取り付け可能な場合がほとんどなので、導入コストをできるだけ抑えたい人に向きます。
【ビルトイン型】
システムキッチン内に設置するタイプで、据え置き型に比べキッチンがスッキリ見えるというメリットがあります。
しかし、キッチンの改修工事が必要となり、食洗機を導入する分、収納スペースが少なくなるというデメリットがあります。
また現在のキッチンと食洗機が適合していれば、交換などの対応も可能な場合がありますが、導入できるのは持ち家や、改装可能な賃貸などの場合に限られます。
●食洗機の選び方のポイント
食洗機を購入する場合には、設置スペースに適したサイズ(幅、高さ、奥行き)をしっかりと確認しましょう。
据え置き型の場合、設置スペースだけでなく、開けた扉が水道の蛇口などに当たらないようにするなど、少し余裕を持たせたサイズを検討しましょう。
ビルトイン型の場合、しっかり開いた状態で背面の壁や食器棚などと干渉しないか、確認をしましょう。
【据え置き型(卓上型)・前開き式】
扉を手前に倒して開くタイプです。据え置き型とビルトイン型の両方で採用されています。ビルトイン型の場合、海外メーカーの製品に多く採用されいる方式です。
開いた時に、水栓や蛇口などと干渉しないか確認する必要があります。
【ビルトイン型・引き出し式】
国内メーカーで現在主流となっている、引き出しのように扉をスライドさせて開けるボックスタイプです。食器は上部から出し入れするため、入れる順序など工夫が必要です。
【ビルトイン型・オープンタイプ】
海外で主流のタイプで、各メーカーのシステムキッチンでの使用となります。両サイドがフリーのため、食器の出し入れがしやすく、引き出し型より収納容量が大きくなります。
●食器容量
食洗機を選ぶ際には、家族の人数や日常的に使っている食器の数や大きさなども目安に検討しましょう。
食洗機の収納容量が大きくなるほど、本体サイズも大きくなるため、広い設置スペースが必要になります。ただし、大容量であれば鍋などの大きな器具も洗うことが可能です。
●使用水量
一般的に食器の収納容量と使用水量は比例するので、各メーカーで同容量の使用水量を比較するとよいでしょう。
●騒音
集合住宅などの場合は、運転音が近隣に響く可能性もあるので、チェックした方が良いでしょう。
参考として、図書館内の騒音レベルは40dB、エアコンの室外機や静かな事務所の中などは50dB程度とされています。
●お手入れや掃除
いくら食洗機とはいえ、内部に湿気や水分が溜まったままだとカビや悪臭の原因になります。高温高湿度でカビは発生しやすくなるため、食洗機の使用後は内部を掃除してよく乾かしましょう。
据え置き型・卓上型の場合は食洗機の周りや天井が蒸気で結露しがちなので、よく拭き取ったり防水シートを活用する方法もあります。
食洗機はフロントオープンが秀逸
ビルトイン型でフロントオープンタイプの食洗機は引き出しタイプに比べ、ボックスの壁がない分、食器を多く入れることができます。
パナソニック
なんと!
フロントオープンタイプ食器洗い乾燥機「NP-60EF1W」を発売
<特長>
1. 食器も調理器具も1日分まとめ洗い。約12人分の食器が収納できる大容量
2. 多湿な日本の気候に配慮したヒーター乾燥。さらにナノイーXでいつも清潔
3. 食器セット前の予洗い※3不要。お手入れもラクラクでストレスフリー
※詳細はメーカーサイトにて
引用:Panasonic
フロントオープンタイプ食器洗い乾燥機「NP-60EF1W」を発売 ▶︎
システムキッチンとのセット販売となり、単品販売はしていませんが、国内製品の食洗機でフロントオープンタイプの巾60㎝は、現在のところはこれだけ。
また、45cm幅の国内製品のフロントオープンはリンナイのみになります。
引用:リンナイ
フロントオープンタイプ食器洗い乾燥機 ステンレスドア ▶︎
海外製品はフロントオープンが主流ですが、引き出しタイプより入れやすく容量も大きいフロントオープンは、使い勝手が良いので断然おすすめです。
食洗機についてのまとめ
使いやすく家庭の事情に合った食洗機を導入することで、忙しい共働き夫婦、手荒れやアトピーがあって手洗いできない方など、少しでも暮らしの質を上げる助けになればと思います。
ビルトインタイプの食洗機を検討中の方、据え置き型の食洗機でも、設置の工夫や小さなお困り事、気になっていることなどあれば、お気軽にご相談ください。
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