あなどれない凍結!水道管破裂しないための6つの対策

あなどれない凍結!水道管破裂しないための6つの対策

2022/01/17 | タスクコラム 困りごと対策 設備

水道の凍結事故のピークも給湯器が不足

凍結防止対策
※イメージ画像(引用元:写真AC

 


12月から2月にかけて、水道の凍結事故のピーク。

水道が凍結すると、水が出なくなるだけではなく、修理の費用がかかります。

事故件数多発ですぐに修理業者が対応できない場合もあります。

今は給湯器不足で納期が3カ月から半年先になる様ですから

今故障するとお湯が使えない・・・なんてことも。

この寒い冬に大変不便なことになってしまいます。

朝起きたら凍結していた、というパターンが多いですが

朝「水・お湯が出ない」ということは…


・朝、顔を洗えません。

・歯磨き、うがいもできません。

・トイレも流せません。

・コーヒーを入れたり朝食を作ることもできません。

・「朝シャン」とかシャワーももちろんできません。

お湯は我慢すればなんとか(笑)乗り切る事は可能ですがつらいですよね。。


もしその日ずっと氷点下近い気温だったら

夜になっても水やお湯が出ず、あったかいお風呂にも入れません。

ましてやそのまま放置していたら水道管破裂という事態に…!

 

こうして何日も水・お湯のない暮らしを強いられます…。

そんなの耐えられない!という方は、

事前にできるだけの対処法をしておくことをお勧めします!

いろんな対策方法がありますので、お伝えしていきます。

 

6つの水道管凍結防止対策


1.各所の把握

一戸建て、賃貸マンションか否か、

都市ガスなのかプロパンガスなのか、

またはオール電化のエコキュートなのか

お住まいの種類や設備などにより

確認しなければならない箇所が若干異なります。

凍結前も凍結後も、お住まいのご自宅で

どの箇所を対応していく必要があるのか、

事前にチェックしておきましょう。

【例】

  • キッチン

  • トイレ

  • 洗面所

  • 洗濯機

  • 風呂

  • ガス給湯器または電気給湯器

  • 屋外水道や常設のホース

  • 量水器メーター


2.予め各所の水抜きをする

こんな時は特に注意が必要です。

該当する場合は問答無用で予め水抜きをしておきましょう!

天気予報を見ていただき、冷え込む時期は

毎日水抜きしていたが方が間違いありません。


【水抜きの目安】

  • 外気温がマイナス4℃以下になる予報が出ている、既になっているとき。

  • おやすみ前や、夜帰宅が遅くなる、出張や旅行などで家を留守にするなど、長時間水道を使用しないとき。

  • 「真冬日」(1日中外気温が氷点下の日)が続きそうなとき。

 

水道の凍結防止には「水抜き栓」による水道管の水抜きが効果的です。


ガス給湯器の水抜き方法(参考)

※引用元:リンナイ「予防策3 水抜きによる方法」


外気温はマイナス4℃が目安ですが、それに近い気温なら

早めの対策をしておくのが良いですね!

 


●基本的な水抜きの手順

まずは元となる水抜き栓(元栓)を締めてから、蛇口を開けて水道管に残っている水を出し切ります。

水が抜けきったら蛇口を締めます。


●キッチンや洗面所の水抜き方法

元栓を閉めてからキッチン、洗面台の蛇口は水とお湯、両方出してください。

レバーであればどちらも全開にして左右に振って、水、お湯共に全て出し切ってください。

壁付蛇口であれば根元の部分のネジにも若干の水が残りますので、マイナスドライバーを使ってネジを緩めて水を抜きます。

凍結防止対策:水抜き方法
※イメージ画像(引用元:写真AC


キッチンや洗面台の下に水抜きできる「止水栓」という部品がある場合、そこから水を出してください。

ダイヤルのようなネジになっており、手で緩めると残っている水が出てきます。

普通の蛇口が付いていることもあるので、ひねって水を出し切ってください。

 

●お風呂の蛇口の水抜き方法

凍結防止対策:水抜き方法
※イメージ画像(引用元:写真AC

 

お風呂の蛇口も、お湯と水をどちらも開き、壁付蛇口の場合は根元のネジを緩めて水を出します。

シャワーヘッドは下に置き、ホース内に残っている水を出し切ります。

 


●トイレの水抜きの方法

トイレはタンク内の水が無くなるまで水を流します。

レバーを回しても水が流れなくなったらOKです。

冬の間に数日以上家を空ける場合は、便器の中の水が凍って膨張し、便器が割れる可能性もあるので

便器内に不凍液をいれます。

※ホームセンターで売っている車のウォッシャー液でも代用できます。

分量は製品の説明書に従って入れてください。

 

3.お湯も水も蛇口から少量の流水を続ける(これが簡単でおススメ)

凍結防止対策
※イメージ画像(引用元:写真AC

 

水抜きは手間がかかりますので、蛇口から少しずつお湯、水を出しておくと、水が絶えず流れるため、凍結しにくくなります。

こちらが簡単でおススメ。

↓↓

※引用元:給湯栓から水を流す方法

4.  エコキュート&給湯器の凍結防止対策

お湯の凍結防止対策でエコキュートや給湯器などの場合は、凍結防止運転機能がついてる機器が多いので、作動状態をキープできる準備をしておきましょう。

詳しくは↓↓

※引用元:Panasonic
「エコキュートの凍結予防方法は?(動画説明あり)」

リンナイ
凍結予防ヒータと自動ポンプ運転による方法

 


5.水道管や蛇口の保護

水道管や蛇口がむき出しになっている所は、保温材やタオルなどを巻き付けます。

蛇口も破裂しやすいので、上までしっかりと巻き付けましょう。

さらに保温材やタオルが濡れないように、上からビニール(テープ)などを巻き付けておきます。

凍結防止対策:水抜き後の水道管保護

 

北海道や東北などの雪国では、水道管に電熱式のヒーターをつけているお宅もあります。

水道管に設置できる電熱式のヒーターは、ホームセンターでも販売していますが、設置には注意点があります。

  • 材質を痛める可能性があるので、樹脂菅やホースには使用しないこと

  • 密に巻かず、ゆるめに一定の間隔を保って巻きつける

  • 電源と繋ぐ部分は、給湯器などの熱の影響を受ける所に近づけない

  • 巻きつけたヒーターの上から、保温テープを巻いて固定する

  • 使わない時はコンセントを抜いておく


壁や土の中を通る水道管にヒーターを付けたい場合は、専門の業者に依頼しても良いと思います。

ただ、播磨地域ではヒーターをつけるほども必要ないと思います。

 


6.メーターボックス内の保護

凍結防止対策:水抜き後の水道管保護

量水器(メーター)のあるボックスの中に、発泡スチロールや布切れを濡れないようにビニール袋などに詰めて入れます。

マンションなどは量水器メーター周りを「4」の対策と同じ様に保温材やタオルなどで保護します。

 

7.給湯器等の保護

エコキュートなどの場合、貯湯ユニット部が吹きっさらしで強い風が当たる環境だと、熱が奪われ配管の温度低下により凍結する場合があります。

化粧カバーなどで保護されている方が良いですね。

一般的に電気給湯器の給水・給湯配管、ふろ配管、ヒートポンプ配管は断熱材で覆われていますが、断熱材が破損していると凍結することがあります。

破損している場合は、販売店に連絡してください。


※引用元:Panasonic「エコキュートの凍結予防方法は?(動画説明あり)」

 

もし水道管が凍結してしまったら

凍結防止対策:凍結した水道管の解凍方法

 

タオルをかぶせ、その上からゆっくりとぬるま湯をかけてください。

※水が出ないので貯水していたお風呂のお水や少し勿体無いですがペットボトルの水などで代用して、コンロで少し温めるイメージですね。

ご近所さんが凍結していなければお湯を借りれると良いですね。

 


熱湯をかけると水道管が破裂するおそれがあるので、絶対にしないでください。

給湯器付近にコンセントがある場合は、ドライヤーなどで暖めるのも効果的です。

室内では扉などを開放し、部屋全体に暖気がいきわたるようにしてください。

何度かぬるま湯をかけて対処しても水が出ない場合は水道管内部のどこで凍結しているのか分からないため、気温が上がって水道管内の水が溶けるのを待つか、有料での解凍作業を業者さんへ依頼することもできますが、同じ様に凍結されている方がピーク時であるとも言えますので、即日対応が厳しい場合があることも踏まえておかなければいけないでしょう。

 


水道管が破裂したら

水抜きをしても、蛇口や水道管、ボイラーの中に水が残っており、そこが凍結したり破裂することもあります。

メーターボックス内の止水栓を閉めて水を止めてから、各地域の水道局指定給水装置工事事業者に修理を依頼してください。

※引用元:
姫路市で水道管が破裂したときはこちら

もちろん当社でもかまいませんよ。

 

凍結防止対策のまとめ

凍結防止対策、いかがでしたか?

水道管の凍結をそのままにしておくと水道管破裂という最悪の事態になってしまい、修理費用もかかってしまい、おまけに何日も料理や入浴ができない、トイレも流せない…

ということにもなりかねません。

翌日の天気予報を確認し、

少量の水・湯を出したままにする、

お湯は凍結防止運転ができる準備をするでもOK

シンプルかもしれませんね。

 

全ての対策をするということではなく、お住まいの地域や気候、住宅設備などによって選び、組み合わせて対策していくのが良いですね。

 

 

 

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