バリアフリーリフォームの注意点と助成金

バリアフリーリフォームの注意点と助成金

2022/12/26 | タスクコラム リフォーム

親の住む家の介護リフォーム

年齢を重ねてくるとどうしても浮き彫りになってくるのが、親の介護問題や自身の老後問題。

リフォーム業者とのやりとりもままならなくなった…そんな親御さんの子である50代〜60代の方々でお悩みの方も多いのではないでしょうか。

老後のことを「問題」として捉えない様な快適なくらしを目指していきたいものですね。

身体機能が衰えてくるというのは具体的にどんなことがあるでしょうか?

高齢者の身体的特徴

介護リフォーム:高齢者の身体的特徴
※イメージ画像(引用元:写真AC

  • 臓器能力の低下予備力・回復力の低下

  • 骨粗鬆症

  • 外観の変化や感覚器系の機能低下

  • 神経系・免疫系の機能低下

  • 恒常性維持機能の低下

  • 複数の病気や合併症の併発

  • ADL(日常生活動作)機能の低下

…などなど、

感覚器系やADLの低下などを見ていくと、視力の衰えや筋力の低下、四肢関節の痛みや衰えなどが日常生活の中で気付きにくい危険に直接的に関わってきます。

ご自宅での介護でまず抑えたいところは、手摺り設置や床のバリアフリー化をお勧めします。

介護リフォーム:バリアフリー
※イメージ画像(引用元:写真AC

歩行可能であってもお年寄りは足が上がりにくくなってくるため少しの段差でもつまづきやすくなっています。

住居内外での転倒はお年寄りにとって一生を左右するものになります。

介護リフォーム:古い家の段差
※イメージ画像(引用元:写真AC

例えばほんの1〜2cmのお風呂場の入り口の段差につまづいて転倒し、大腿骨や骨盤骨折などの大怪我に繋がり、入院や足腰や膝を使えない状態が長くなると筋力や気力が戻らずそのまま寝たきりになってしまうこともあります。

少しのこと、少しのつまづきが、残りの人生を大きく変えてしまうことがあるのです。

介護リフォーム:高齢者の身体的特徴
※イメージ画像(引用元:写真AC

古い家の場合はバリアフリーなどを意識せず作られているものが多いため、家の至る所にドア枠や和室襖などの段差があったりします。

それらのリスクを解消することで未然に事故を防ぐ環境を作り、車椅子や歩行器などでの宅内移動もスムーズになります。

尚、介護のリフォームは医療費控除対象にはなりません。介護保険の「住宅改修費支給申請」が可能です。

介護保険の「住宅改修費支給申請」

介護リフォーム:補助金
※イメージ画像(引用元:写真AC

対象となる工事

  • 手すりの取り付け

  • 段差の解消

  • 滑りの防止および移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更

  • 引き戸等への扉の取り替え

  • その他、上記1から5の各工事に付帯して必要な工事

上限額

要介護状態区分に関わらず20万円(分割して利用可能)

上限額を超えた部分については、全額自己負担になります。

対象工事金額の1割、2割または3割の負担になります。

改めて20万円を利用できる場合

  • 転居した場合

  • 初めて住宅改修費の支給を受けた住宅改修の着工日時点における要介護状態区分を基準として、要介護状態区分が3段階以上上がった場合。

手続きの概要

住宅改修の工事着工前に、市へ事前申請が必要です。

事前申請がない場合は、対象となる工事をされていても支給を受けることができませんのでご注意ください。

住宅改修を行う際には、ケアマネジャ-や施工業者等に、必ず相談をしてください。

各種申請書は下記姫路市ホーページよりダウンロードできます。

申請の概要など詳細についてもこちらをご参照ください。

介護保険 住宅改修費支給申請 ▶︎

参考:

すべてわかる!姫路市リフォーム助成金をご紹介 ▶︎

 

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