エアコンと熱中症の関係
エアコンと熱中症の関係
2021/05/20 | タスクコラム 困りごと対策エアコンと熱中症の関係
熱中症にならないようエアコンを使おう、と言いますが、
多くの人が勘違いしているのは、温度を下げるよりも大事なことが除湿だということです。
天気予報が6月ごろ30℃以下なのに湿気が多いとき熱中症警報を出しますが、
これも湿度の問題です。
人は暑くなると体温を放散するため、
先ず血管を開いて体の芯から皮膚への血流を増やし体表から放熱します。
それでも足らないと次の手で、
汗を蒸発させ「気化熱」で体を冷やします。
このとき空気が乾燥していれば旨く蒸発できますが、
湿度が高いと蒸発できず、
汗がべたべたつきます。
これでは汗が蒸発出来ず、冷却できません。
汗が蒸発して皮膚が乾けば、発汗が体を冷やす効果を発揮します。
エアコンの除湿がこれを可能にしてくれるのです。
エアコンと熱中症:こまめに水を飲もう!?
汗が蒸発しないと体は何とか冷やそうともっと汗を出すので、口が乾きます。
そこで「こまめに水を飲もう」と言うのも誤りです。
汗は塩辛いことから分かるように体の塩分をも一緒に出してしまいます。
汗をたくさんかいて水を飲むと、体液の塩分濃度がうすくなります。
これが進むと、体がだるくなり頭がぼんやりして熱中症になるので、
水分補給と同時に塩分補給をしなくてはなりません。
塩をなめるのが簡単です。
夏の運動会などには、
子供に水筒と共に必ず塩の小瓶を持たせましょう。
水1ℓに9グラムの塩を混ぜると人間の体液と同じ濃さで、これが点滴に使う生理的食塩水です。
まだまだ暑い日が続きます、
体調管理を怠らずに夏を楽しみましょうね!!
エアコンに関する記事→エアコンをつけたまま寝るとだるい理由の詳しくはこちらです。