床下リフォームで劇的に変わる!床下のいろは。
2023/12/29 | タスクコラム リフォーム 断熱改修 床/壁/窓/ドア床下環境で変わる暮らし方
日本の家は、約30年前ぐらいから建物の床下が土→コンクリートに変化していきました。
当初は床下からの湿気対策、メンテナンスの面などから普及。
その後、地盤強度が小さくても建物荷重を分散する事の出来る、ベタ基礎がスタンダードになっていきました。
30年以上前の住まいは、床下が土。
床下と屋外がほぼ同じ環境です。
暑い、寒い、湿気など、室内の床表面の真裏が外、という状況。
夏は、換気が悪ければ、湿度が高く土も濡れている。
冬は、乾燥してるが、屋外の冷気がそのまま床下に侵入。
寸法450mm角の狭い点検口の先は・・・薄暗い床下の空間。
考えるだけでもゾッとする空間…
そんな床下に点検等で潜るのも割と勇気がいるんです笑
■床下リフォームは古い家ほど早く対策
もし中古住宅を購入した場合には、真っ先に床下リフォームすることをお勧めします。家具などをいろいろと置いてからでは億劫になってしまいますし、床下リフォームすることで家を長持ちさせ、健康的に長く住み寿命を維持することにつながるからです。
床下リフォームには大きく分けて5つのフェーズがあります。
- ①基礎補強
土の床下をコンクリートのベタ基礎に打ち直すことにより、基礎の補強ができる。 - ②床下の消毒
床下から発生する浮遊カビによる健康被害や木材腐朽菌による被害、シロアリ被害のリスクを抑えるための消毒ができる。 - ③防湿対策
防湿シートなど床下に施工するなど、床下の湿気を部屋内に入れない様にする。 - ④バリアフリー化
床下リフォームの機会に室内の床をバリアフリー化できる。 - ⑤断熱対策
床下からの冷気を遮る断熱処理や気流止めをし、寒暖に対する断熱効果を高めることができる。
床がベコベコしてシロアリ被害!?と思われる事ありますが、多くは床下の湿気から床材が腐食し、不安定な症状になりベコベコが発生している状態です。
悪徳な業者であれば、『シロアリ被害です。早急に直さないと大変な事になりますよ!』と煽ってくるかもしれません。
床下は、シロアリが生息し、被害を受け易い環境ではありまが、多くの建物見てきましたが、床下がシロアリ被害で大変だ!!と言う物件はそうそう無い。
冷静に判断して「シロアリ被害」を鵜呑みにしないでくださいね。
床下の環境は、建物に多くの影響を与えます。
新築、リフォームでも最適な床下空間を作る事で今までの暮らしより数倍暮らし易く快適になります。
部屋を冷やしても、暖めても、床下の環境作りを間違えば、昔と変わらない生活になるので、床下環境の作り方は細心の注意を払いましょう。
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