木材の種類によって異なる特性!赤身と白太の違いと使い分け方とは?

木材の種類によって異なる特性!赤身と白太の違いと使い分け方とは?

2023/05/18 | タスクコラム 床/壁/窓/ドア

家を建てる際によく使われる杉の木は、赤身と白太に分かれています。
また、赤身と白太はそれぞれ性質や特徴が異なり、家を建てる際にもそれらにもとづいて使い分けられています。
そこで今回は、赤身と白太の違いと使い分け方について紹介します。

□赤身と白太とは?木材の成長環境の違いで決まる?

日本の広範囲で生えているのが杉ですが、杉の木は真っ直ぐに伸びており加工しやすく、昔から建築素材として利用されてきました。
また、杉の丸太の切り口を見ると、外側が白い色で中心は赤みがある色になっており、外側を辺材、中心を心材と呼びます。

さらに、辺材を白太、心材を赤身と呼びます。
ここからは、白太と赤身のそれぞれの特徴を紹介します。

白太は、成長段階で多くの水分を含むため、腐りやすい性質がありますが、木目が美しいのが特徴でもあります。

一方で、赤身は白太へ水分をいきわたらせるように赤身自身の活動を停止させるため、硬くて腐りにくい他、虫にも強い性質があります。

□赤身と白太の材料選定のポイントと建築現場での使い方をご紹介!

ここまでは赤身と白太の見た目や成分の違いについて紹介してきました。
日本では古くからこの2つの特徴や違いを理解した上で、建築において使い分けられてきました。

床といった土台や雨水がかかる部分には赤身、目に見える天井には木目が美しい白太を使うことが多いです。
赤身と白太を組み合わせたテーブルといった工夫もされており、使い方にも様々な可能性があります。

また、赤身と白太が丸太からどのようにして切り出されているかが分かると、他の場面にも利用できるかもしれません。
もちろん耐久性があるのは赤身のため、全て赤身を使えたらと考えることも多いですが、大きな木でなければ難しい他、コストが多くかかってしまいます。

逆に、うまく性質を理解して赤身と白太を使い分けることで、コストパフォーマンスが良い建築が可能になります。
そのため、今回紹介したような赤身と白太の違いをしっかりと理解しておきましょう。

□まとめ

赤身と白太にはそれぞれ違った特徴があり、それぞれの特徴や性質を理解することで様々な工夫が可能な他、お金の面でもお得になります。
例えば、赤身は耐久性があるため床や雨が当たる部分に使われたり、白太は木目の見た目がきれいなため天井に使われたりします。

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