ナカザキコーヒーロースター完成編

ナカザキコーヒーロースター完成編

2022/04/22 | リフォーム 店舗

 

ナカザキコーヒーロースター 昼の新店舗

 

古き良き風合いが生きる

コーヒーテイクアウト専門店舗

ナカザキコーヒーロースター

 


既存の建物は、姫路市でも数少ない

昔の名残りを残した地域にあり、

長い年月、沢山の人々をめぐり合わせてきた場所です。

以前はスナックが入っていた店舗でした。

 

ナカザキコーヒーロースター before

 

 


そんな古き良き形や趣を残し、

奇をてらわない店舗デザインに。

ナカザキコーヒーロースター 昼の新店舗

 

オーナー様思いを形にすべく

家造りのノウハウを生かしながら

綿密な店舗計画をしました。

 

 

ナカザキコーヒーロースター 昼の店内

床は今までの店舗の形跡を残し

その不陸(凸凹)に合わせて合板を加工。

腐食防止とメンテナンス性も考え

床から5mm浮かせて固定しています。

 


構造用合板28ミリで製作した

テイクアウト用のカウンター側面には

天井と同じくホワイトオークを貼り

まとまり感を持たせました。

店舗内にはホワイトオークのいい香りが漂っています。

木部はオスモのクリア塗装をしています。 

 

内部壁仕上げは

ジョリパッド割り肌仕上げです。

退色の非常に少ない顔料を使用し、

汚れにも強く、

いつまでも仕上がりの美しさを

保つと言われています。

天井の鉄鋼もそれに合わせ

内部壁と近い色に仕上げています。

 


「割り肌仕上げ」とは、寒水石を混ぜ合わせ、荒い仕上げになります。

寒水石は、 白色をベースにした純白質天然砕石。

特徴は、輝きがあり、純白質、永久的な鮮明さをもつと言われています。

ジョリパット割り肌のグレー色と相性がよく、

純白な寒水石が、照明を照らすとキラキラと艶より美しくみえます。

カウンターの大理石の色合いと同系色にしています。

 

 

ナカザキコーヒーロースター 昼の店内

 

テイクアウトカウンターの大理石は

グレーと白の石模様が美しい

[シルバーストライブ]と言う大理石を採用。

仕上げまで拘りました。

艶が出すぎるのは、好まれなかったので

#1500の艶消し仕上げ。

人工大理石が多い中、

独特な色合い、

不揃いな石模様があるのが天然大理石ならでは。

吟味を重ね、この大理石天板を選びました。

 

 

ナカザキコーヒーロースター 昼の店内

 

開放感ある間口はオリジナル木製建具。


なるべくシンプルかつメンテナンス性を考え、

細かな納まりになっています。

両サイドは、FIXで真ん中が吊戸で出入口。

何度も建具屋さんと。細かな打合せを重ねました。

 

防犯も考え、合わせガラス、

アウトセット引き戸仕様で、

2カ所の鍵を設けています。

レールはソフトクローズタイプにしました。

 


当初は杉材で予定していましたが、

内部造作材と合わせて

こちらもホワイトオーク材にて仕上げ。


造作材と建具材を同じホワイトオークはもちろんの事、

同じ仕入れにしているので、

木目も相性がいいのです。

 

姫路城を見渡せる景色。

この景色を店内に取り込むために、

大きな開口を設けるデザインにしました。

 

ナカザキコーヒーロースター 昼の店内

 

 

ナカザキコーヒーロースター 昼の店内

 

ナカザキコーヒーロースター 昼の店内

 

既存の古いコンクリート床とジョリパッド割り肌仕上げ、

ホワイトオーク、大理石シルバーストライブなどを使い、

シンプルな空間ではありますが

自然な素材感のある仕上げにし、

コーヒーや機器が映える色を提案しました。

 

ナカザキコーヒーロースター 昼の店内

 

夜、公園から見えるお店の眺め

お店の素材感や拘りが生きた

存在感を醸し出しています。

 

ナカザキコーヒーロースター 夜の新店舗

 

 

ナカザキコーヒーロースター 昼の店内

 

既存の軒先テントは、オーナー様がどう仕上げるか悩まれましたが、

カバーだけ撤去し

骨組みをそのまま生かして

オーナー様拘りのアンティークランプを取り付けました。

とても相性が良く

レトロ感がマッチしています。

 

 

ナカザキコーヒーロースター 夜の新店舗

 

コンパクトな空間に

素材感満載の仕上がりです。

オーナー様の拘りを感じながら、

各所仕上げました。

 

コーヒーづくり同様、店舗の素材感や見え方など

非常に拘りを持たれていますが、

決して奇をてらう事はなく、

今の風合いを生かしつつ、

自然な感じでという意向。

 

今だけではなく

その都度、変化していきながら

お店を作りあげていくとの事。

それが一番自然で、

馴染んでいくのかもしれません。

 

 

試行錯誤を繰り返され、

丁寧に焙煎したコーヒ豆や

コーヒを作られています。

 

お客様への接客も気取らず、

丁寧に対応されています。

 

ナカザキコーヒーロースター 夜の新店舗

 

休みの日恒例になりつつある

朝銭湯を済ませた私は、

オープン当日の朝少し立ち寄ると

オーナー様も準備の為に早めの出勤。

ナカザキコーヒー

お祝いの品々や

お知り合いの方が立ち寄り世間話。

引き渡した時には無かった看板が出来上がっています。

オーナー様の仲間の方々で製作。

なんとも馴染む看板。

さすが!古いお付き合いの中から仕上がる出来栄え。

ナカザキコーヒー

基本的には日曜日のみ営業との事です。

是非多くの皆さんお立ち寄りください!

関連記事はこちら↓↓

ナカザキコーヒーロースター新店舗工事⑥

佐工務店では、

お客様のご要望の中に隠れた目に見えないお困りごとも発見し

より幸せなライフスタイルへとお導きできる様、常に心がけています。

リフォームや修理、小さなお困り事でもお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォームはこちら

お電話でも受付しております。

佐工務店 お問い合わせ

 

 

 

 

Copyright ©2021 All rights reserved.