住宅ローン金利上昇の前にするべきこと。
2022/12/24 | タスクコラム住宅ローンの金利上昇
寒い日が続きますが皆様いかがお過ごしですか?
本物もみの木を
現在工事中の新事務所前に飾って
寒さに負けじとクリスマスの空気感を楽しんでもらっています。
そんな中、
日銀の利上げ表明の影響が広がっています。
住宅ローンの借り換えサービスに
ローン中のお客様からのアクセスが殺到して
一時、サーバーがダウンする事態があったと報道がありました。
なぜ住宅ローン会社にアクセスが殺到したのか?
変動金利を利用している人が
今のうちに固定金利に変えた方がいいのでは?という相談が多くあったようです。
まずは長期固定金利が上昇し
その後変動金利が上昇すると予測。
今の全期間固定金利は
1.1%~1.5%ぐらい、
変動金利は、
ネットバンクであれば0.35%~というかなり低金利で推移していますが
その低金利もいよいよ上がりそうだという予測がちらほら・・・
意外と知らない変動金利のリスクとは?
金利が上がったからといって、
すぐに住宅ローンの変動金利に反映されるとは限りません。
変動金利が上がったとしても、
ほとんどの変動金利の利率は半年ごとに見直しする為、
変動金利が上昇しても、
返済中の住宅ローンの利率が変更されるまでには半年あります。
ご存知ですか?
また、
半年後に利率が変わっても、
毎月の返済額が急激に上がることは基本的にありません。
5年ルール!?
多くの変動金利の住宅ローンは「5年ルール」と言うのがあって
借入金利が引き上げられても
5年間は毎月の返済額が変わらないしくみがあります。
お得!!と思いますが
これがクセモノなんですよ・・・・
1.25倍ルール!?
また
「1.25倍ルール」といって、
金利の見直しにより
毎月の返済額が上昇するときにも、
もとの返済額の1.25倍を上限とするしくみもあります。
しかし
これに金利の上限を設けないのがルール・・・
えっ。。
金利に上限を設けなんですよ。
ご存知でしたか??
借入金利が引き上げられれば、
元利均等返済の場合は月々の返済額に占める利息が増え
元本部分の返済が進みにくくなります。
万が一に備えて
金利が大幅に上がれば、
利息額が返済額を上回ってしまうこともあります。
5年ルールによって返済額が変わらなくても、
月々の返済で払いきれない利息は、
未払利息として
次回の返済に繰り延べられ、
万が一
完済時期まで残っていれば
まとめて支払わなければなりません!
これが厄介。
低金利で、
住宅ローンは、当然のごとく
借りやすい時代が続いてきましたが、
このルールを詳しく知らずに
住宅ローンの借り入れをされている人が非常に多い。
この機会に是非
住宅ローンの見直しや
ルールの確認、
変動金利の場合は
半年に1度くるハガキにしっかり目を通して
金利の変動にご注意下さい。
そんな中、
来年1月の見学会は、
住宅ローンの相談も対応しますので
気軽にお問合せ下さい。↓↓↓↓