これからの新築は電気代にも災害にも備える家づくり|太陽光・断熱・蓄電池

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これからの新築、電気代と災害に備える家づくり

これからの新築、電気代と災害に備える家づくり

  • 家づくりのいろは

電気代にも災害にも備えていく家づくり

家づくりのご相談をいただく中で、私は以前よりもずっと、「この先も安心して暮らしていける家にしたい」 というお声が増えてきたように感じています。
ひと昔前であれば、家づくりというと、間取りやデザイン、設備の使いやすさが中心でした。もちろん今でもそれはとても大切です。
ですが、これからの住まいでは、それに加えて電気代のこと、災害への備え、そしてエネルギーをどう考えるか が、ますます大切になっていくと思っています。

輸入に頼っているエネルギーの影響

日本はエネルギーの多くを海外からの輸入に頼っています。
資源エネルギー庁によると、一次エネルギー自給率は2022年度で12.6%にとどまり、原油は9割以上を中東地域に依存しています。
つまり、海外で起こる出来事が、私たちの暮らしの中の電気代や燃料費にそのまま影響しやすいということです。
※参考資料:資源エネルギー庁

2026年3月には、中東情勢の緊張を背景に原油価格上昇の影響が懸念され、日本政府もその影響が物価に及ぶ可能性を示しました。
内閣府の試算では、原油価格が10%上昇した状態が続くと、消費者物価を1年程度で最大0.3ポイント押し上げる可能性があるとされています。
こうしたニュースを見るたびに、私はやはり、これからの家づくりは「建てるときの金額」だけでなく、「住んでからの安心」まで考えていくことが大切だ と感じています。
※参考資料:ロイター記事より

今の暮らしは、電気もガスも、基本的には外から買うことで成り立っています。けれど、その当たり前がこれから先もずっと変わらないとは言い切れません。
世界では再生可能エネルギーへの転換が進んでいて、IEAは、世界の再生可能エネルギー発電容量が2030年までに約2倍へ広がる見通しを示しています。
増加分の大部分は太陽光発電で、再エネの拡大は、化石燃料の輸入抑制やエネルギー安全保障の強化にもつながるとされています。

もちろん、すぐに化石燃料を使わない暮らしに変えていくのは簡単ではありません。
ですが私は、化石燃料だけに頼りきる暮らしには、これから先の不安が残る と考えています。
だからこそ、新築の家づくりでは、「たくさん使っても大丈夫な家」ではなく、なるべく無駄なく使い、必要な分の一部は家でもまかなえる住まい を考えていくことが大切です。
そのとき、まず大切にしたいのは、太陽光発電を載せることより先に、家そのものの性能をしっかり整えること です。
断熱性能が高い家は、夏の暑さや冬の寒さの影響を受けにくくなります。冷暖房の効きもよくなるので、必要以上に電気を使わずに済みます。
私は、これがこれからの家づくりの土台になると思っています。

ZEH省エネ住宅について

経済産業省・資源エネルギー庁は、2030年度以降に新築される住宅について、ZEH基準水準の省エネルギー性能の確保を目指す方針を示しています。
また、2030年には新築戸建住宅の6割に太陽光発電設備を設置することを目標に掲げています。
こうした流れを見ても、これからの新築では、高断熱・高効率設備・太陽光発電を一緒に考えていくことが、ますます自然な家づくりになっていくはずです。
※参考資料:資源エネルギー庁 ZEHについて

そして、家の性能を高めたうえで、さらに考えていきたいのが、「創エネ」 という考え方です。
つまり、家で使うエネルギーの一部を、自分の住まいでもつくっていくという考え方です。

ZEH支援事業では、ZEHを「省エネ」と「創エネ」によってエネルギー収支ゼロを目指す住宅として案内しており、光熱費の削減、快適性の向上、健康的な暮らし、災害時の安心といったメリットを紹介しています。
特に、太陽光発電に加えて蓄電池を備えることで、停電時にも生活に必要な電気を使いやすくなるとされています。
私は、この考え方はこれからの住まいにとても合っていると思っています。
毎日の暮らしを支えながら、もしものときにも家族を守っていく家づくりです。

たとえば停電したときでも、冷蔵庫、照明、スマートフォンの充電など、最低限の電気が使えるだけで、暮らしの不安は大きく変わります。
普段は光熱費を抑えるために、非常時には家族の安心を守るために。
太陽光発電や蓄電池は、そうした日常と非常時の両方を支えていく設備として考えていきたいところです。

まとめ

新築の良さは、あとから設備を足していくのではなく、最初から住まい全体のバランスを見ながら考えていけることです。
断熱性能をどこまで高めるか、給湯や空調をどうするか、太陽光発電をどれくらい載せるか、蓄電池は必要か、将来のEV充電まで見据えるか。
こうしたことを、間取りやご予算とあわせて整理していけるのは、新築だからこその大きな良さです。

私は、家というのは、完成した瞬間がゴールではないと思っています。
そこから何十年も、家族の暮らしを支えていく場所です。
だからこそ、見た目や使いやすさだけでなく、光熱費を抑えやすいこと、毎日を快適に過ごせること、災害や停電のときにも備えがあること、外から買うエネルギーだけに頼りきらないこと。そうした視点も大切にしながら、これからの家づくりを考えていきたいと思っています。

これから家を建てる方には、間取りやデザインだけでなく、この先の光熱費や災害時の安心まで含めて考えていただきたいと思っています。
断熱性能や太陽光発電、蓄電池について気になることがあれば、家づくりの早い段階から一緒に整理していくことが、無理のない計画につながっていきます。

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