耐震補強工事の必要性は?古い木造住宅を守りつつ「見せる耐震補強」

耐震補強工事の必要性は?古い木造住宅を守りつつ「見せる耐震補強」

2024/08/07 | リフォーム 耐震改修

耐震基準は大丈夫?2000年以前建築は要確認

耐震補強工事の必要性は?古い木造住宅を守りつつ「見せる耐震補強」

こんにちは!
佐工務店の岩佐です。

能登半島や東北、関東でも
地震の絶えない日本列島ですが、
災害対策は万全でしょうか?

ご自身の家の耐震基準が
どの程度かは把握できていますか?

日本の耐震基準は、
1950年に建築基準法が制定されてから
1971年と1981年、
そして2000年6月に
木造住宅の耐震性に関わる
大きな改正がありました。

これは阪神・淡路大震災で
多くの木造住宅が倒壊したことから、
その耐震基準をより厳しくしたものになります。

具体的には、

①地盤に応じた基礎形状
②柱頭、柱脚、筋交いなどの接合部に金具の取り付け
③偏りのない耐力壁になるようバランス計算して配置すること

などの仕様が明記されました。

ということは、
2000年5月以前に建てられた木造住宅の
上記内容については設計者の裁量に
任されていたことになります。

そして、年代を遡るほど、
自宅の耐震性能について把握し
必要に応じて対策することが大切です。

 

木造住宅の耐震補強を低コストで実現

木造住宅の耐震補強を低コストで実現

耐震補強の例として
壁の補強をする場合に、
筋交を入れる方法があります。

こちら⬇︎の筋交金物は、
新築時で壁倍率2倍、
リフォーム時で壁基準耐力3.2kN/m
の性能がある鋼製ブレース。

耐震補強する場合に、
意匠関係無く、
割り切って補強工事する場合もあれば、
意匠的にもこだわって
補強したい場合におすすめ。

壁の中に隠せば意匠は問題無い。
化粧で見せたい場合は、
今回の様なブレース構造はおすすめです。

 

ブレース構造とは?

「ブレース」とは、四角形に組まれた骨組みに対角線状に入れた補強材のこと。
軽量鉄骨造の建物の強度を上げるために使用される型鉄で造られる補強材。
筋交うようにタスキ掛けに造られるため、「すじかい」と呼ばれる。

 

ディスプレイできる棚を取り付けてもスッキリ!
完全に向こう側が抜けて見えるより
さりげない目隠しにもなって
いい味を醸し出しています^_^

耐震補強工事の必要性は?古い木造住宅を守りつつ「見せる耐震補強」


また「低コスト工法」を使った耐震化も可能。
新築住宅では土台から梁まで
補強壁を釘で取り付けますが、
耐震リフォームで行おうとすると
床と天井まで一度壊さないといけません。

「低コスト工法」では、
壁のみの取り壊しで
新築の工法の約8割の強度まで
上げることが可能。

そして、住みながらの工事が可能で
費用や工期についても
安く、短く抑えることができます。

 

耐震補強とリフォームを考える

木造住宅の耐震補強を低コストで実現

以前からリフォームを考えられていた場合は、
耐震補強工事をする機会に
壁紙を貼り替えるとか壁を移設、
間取りの変更など、
一部リフォームを行うのも良いですね。
工事費と工期の削減にも繋がり
効率よく耐震補強とリフォームが可能です。

現在、8月〜9月に
新築、リフォームの相談会を開催予定!

今回の様な相談事もあれば
気兼ね無くお問い合わせ下さいね。

 

 

 

 

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