ベンチの経年劣化を修理!おすすめの木材は?
2023/05/15 | 現場レポート エクステリアウッドデッキやベンチの避けられない経年劣化
こんにちは!
佐工務店の岩佐です。
先日、数十年使った、庭にあるベンチの板材の交換をさせていただきました。
使われていた古くなったベンチの材料は針葉樹の杉でした。
杉は構造材、造作材など建築用材として最も多く用いられますが、
比較的安価で加工し易い反面、今回の様にウッドデッキの様な雨を受け易い場所には短いスパンでメンテナンスが必要になります。感覚的に5年目安でメンテナンス必要ですね。
そこで今回選んだ入れ替え材は、ウッドデッキ材料にも適する南洋材の「イペ」。
硬くて加工し難いですが、針葉樹と比べると1.5倍以上長持ちします。これまた感覚的ですが、最低10年はノーメンテナンスでOK。
ウッドデッキやベンチに適した木材は?
ウッドデッキや屋外ベンチの材料は、針葉樹より値段が高くなりますが、耐久性に優れて長持ちする南洋材がおすすめです。代表的なものはウリンやジャラやイペ、バツなどハードウッドに分類されます。
●イペ材の特徴
「イペ」は南米に分布しているノウゼンカツラ科のハードウッドです。
日本国内では、広く公共工事の海岸・岸壁・ヨットハーバー等から始まり、公共工事のあらゆるウッドデッキ・ボードウォーク・屋外木製品などで使用されるようになりました。
イペは白蟻にも強く、国産杉やレッドシダーの約3倍も強度があると言われ、他のハードウッドより紫外線・風雨に対する耐候性が高いという特徴があります。
そしてイペが特に優れているのは、木肌が滑らかという点です。
そのため、ウッドデッキ材としては最適です。
また、木の色合いは、赤褐色から淡い黄褐色まで、濃淡にばらつきがあります。自然本来の色味として人気があります。
●レッドシダー材の特徴
レッドシダーは誰にでも扱いやすいため、DIY建材としても人気があるので参考までにご紹介しておきます。
針葉樹の中でも最も優れた耐久性を持っており、湿気や腐食、害虫においても耐久性があります。
木目通直で狂いがなく、とても加工性に優れた木材になります。
そしてレッドシダーは低密度で低伸縮なので、他の木材と比べても寸法の狂いがなく、長く安定した状態での使用が可能になります。
また、レッドシダーも赤褐色から淡い黄褐色の、色の濃淡があります。
ウッドデッキやベンチに適した木材のまとめ
ウッドデッキやベンチは長く屋外で使われるため、耐候性や耐久性に優れていることが欠かせません。なおかつ、初回設置時に防腐処理をしたり塗料を塗り、その後も定期的にメンテナンスをしていくことで、長持ちさせることができます。
その他、木製品で傷んでいる部分や経年劣化が激しくなっているものはありませんか?
床など、部位によってはそのまま放置では危険なこともあります。
小さなお困りごとや気になっていることがあれば、お気軽にご相談くださいね。
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