姫路築30年物件のリフォーム。カーペット床からフローリングへ
2023/05/08 | 現場レポート 床/壁/窓/ドア目次
フローリングリフォームはコストをかけずに
こんにちは!
佐工務店の岩佐です。
築30年の物件にて、キッチンや水回り・内装の一部をリニューアルする工事を行なっています。
2階寝室床のカーペットを捲り、既存モルタルの上に、直張り用フローリングを施工しています。
直貼り用フローリングは、木下地を作るコスト削減になるので、この様な仕様の場合は、直張りフローリングがおすすめです。
直貼り用フローリングとは
直貼り(じかばり)用無垢フローリングは、無垢フローリングの裏に特殊カルプクッション材が貼ってあり、そのままじかに施工できるようになっています。一般的な捨張り工法とは違い、接着剤のみで施工します。
直貼り用フローリングを施工する際は、水分の遮断が大きなポイント。
今回は2階でのリフォームですが、1階の土間コンクリートに施工する場合は、地面からの湿気や水分を防水シートや防水コンクリート等で遮断し、さらに施工したスラブ(鉄筋コンクリートの床版)の中の、中心部までしっかりと乾燥させた上で施工します。
また、下地面に部分的な欠けや割れなどがある場合は、きちんと補修し、平滑になるようにしておきます。
フローリングの施工には、他にも以下のような工法があります。
●捨張り工法
床組に下地合板を設置し、その上に無垢フローリングを接着剤と釘を使って施工する方法で、無垢フローリングの施工方法としては最も一般的な工法です。
下地合板をするので床の構造に強度が増し、床下からの湿気や冷気等も遮断できます。床下との気流止の役割を果たし気密を確保し易くなります。
また、床鳴りなどの施工後に見られる不具合の防止にもなります。
●根太張り工法
床組の根太に直接、無垢フローリングを貼っていく方法です。
昔ながらの日本家屋の床は、この工法が多く使われていました。
根太貼り工法の場合、根太と根太の間の部分は空洞になるため、床下との気流止の技術力が必要になります。
根太式の住まいの大半は、断熱材が入っていますが床下との気流止めが上手くできてないので、
床下の空気が室内、壁内に入りやすい状況を作っています。
カーペットや絨毯からフローリングにリフォームする費用目安
カーペットや絨毯を捲ってフローリングにするには、カーペットの捲り費用から発生し、その処分費用などもかかります。
また新たに施工するフローリングの材質や、部屋の広さや形状によっても見積もりは変わってきます。
例として6畳の部屋での費用目安を挙げてみると、
●防音フローリングで18〜24万円前後
となります。
フローリングリフォームのまとめ
カーペットや絨毯、畳からフローリングの床にするのはお部屋のイメージチェンジにもなりますし、掃除もしやすくなりますね。
床下地の工法の違いでフローリングの種類、施工方法も違いがあり費用も変わってきます。
最適な工法で施工する事でコストや完成度、快適性に大きな違いがでるので要注意です。
もし小さなお困り事、家の中で気になっていることなどあれば、お気軽にご相談くださいね。
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