壁紙を変えたい!失敗しないクロス選びのポイントは?

壁紙を変えたい!失敗しないクロス選びのポイントは?

2025/01/19 | タスクコラム 注文住宅 リフォーム 床/壁/窓/ドア

部屋の印象を左右する壁紙を賢く選ぶには?

部屋の壁紙を変えたいと思うタイミングには、さまざまな理由があります。
模様替えやリフォーム、季節や気分の変化、壁の汚れや傷が目立ってきたとき、引っ越しや新しい生活を始めるとき、赤ちゃんができた、子供が大きくなったなど、部屋の使用目的が変わったとき、トレンドの変化やアレルギーや健康面での理由の場合もあるでしょう。
ここでは使うべきクロスの種類や、後悔しないためのポイントを解説していきます。

 

壁紙にはどんな種類がある?使用場所による適正は?

壁紙にはさまざまな種類がありますが、主に以下のような種類がよく使われています。

●紙製壁紙

紙製の壁紙は最も一般的で、手軽に購入できる種類です。デザインも豊富で、印刷技術の進歩により、リアルな模様や風景なども再現できます。ただし、湿気に弱いため、湿気の多い場所では不向きです。

●ビニール壁紙

ビニール製の壁紙は、耐久性が高く、水分にも強いので、キッチンやバスルームなどの湿気の多い場所にも適しています。また、汚れに強く、掃除も簡単です。デザインのバリエーションも豊富です。

●不織布壁紙

不織布(ふしょくふ)壁紙は、紙とポリエステルを混ぜた素材でできており、強度が高く、伸縮性もあります。貼りやすく、剥がしやすいため、リフォームにも便利です。また、環境にも優しい素材です。

●織物壁紙

織物の素材を使った壁紙で、特に高級感が求められる部屋に適しています。しっかりとした手触りと深みのある色合いが特徴です。ただし、手入れが少し大変で、汚れやすい面もあります。

●タイル調壁紙

タイルのような模様がプリントされている壁紙で、キッチンやバスルームなどにぴったりです。実際のタイルと比べてコストを抑えることができ、貼り替えも簡単です。

●エコ壁紙

環境に配慮した素材を使用した壁紙で、リサイクル素材や天然の染料を使って作られたものがあります。健康に配慮していることが多く、アレルギーが気になる方にも向いています。当社ではオガファーザー、ルナファーザー等の紙クロスをおすすめしております。

●3D壁紙

立体的なデザインが特徴的な壁紙で、空間に奥行きや動きを加えることができます。モダンで個性的な部屋作りに最適です。

壁紙は、部屋の雰囲気や用途に応じて選ぶことが大切です。また、最近では、壁紙をDIYで貼るためのキットや、簡単に貼れるシールタイプのものも多く登場しているので、手軽にインテリアを変えることも可能です。

 

後悔しない壁紙の選び方は?

後悔しない壁紙の選び方には、いくつかのポイントを押さえておくと良いです。壁紙は部屋の印象を大きく左右するため、慎重に選ぶことが大切です。以下のアドバイスを参考にしてみてください。

1. 部屋の用途を考慮する

部屋の用途に応じて、適切な素材やデザインを選びましょう。たとえば、キッチンやバスルームなど湿気が多い場所では、ビニール製や不織布製の壁紙を選ぶと、耐水性があり長持ちします。寝室やリビングなど、リラックスしたい空間には、落ち着いた色合いやテクスチャーの壁紙が良いでしょう。

子ども部屋やペットがいる家庭では、汚れやすさを考えて、掃除が簡単な壁紙や耐久性のある壁紙を選ぶと良いです。また、シックな色よりも、明るく元気な色や可愛いデザインにしてあげることで、感受性を育む手助けにもなります。

2. 色や柄を慎重に選ぶ

色は部屋の雰囲気を大きく変えます。明るい色(白、ベージュ、淡いパステルなど)は、空間を広く見せ、明るく開放的な印象を与えます。

反対に、濃い色(ネイビー、ダークグレー、モスグリーンなど)は落ち着きがあり、シックで高級感のある空間に仕上がります。狭い部屋や暗い部屋では、明るい色を使うと広さを感じやすくなります。

無地の壁紙はシンプルで飽きが来にくいですが、柄物は個性を出しやすく、部屋にアクセントを加えることができます。大柄な模様は部屋を圧迫感を与えることがあるので、小さめの柄やシンプルなストライプなどを選ぶと、よりバランスが良くなります。

3. 部屋全体との調和を考える

壁紙は部屋のアクセントとして重要ですが、家具や床材とも調和させることが大切です。特に木製の家具が多い部屋では、ナチュラルで温かみのある色合いや素材感の壁紙が合います。モダンなインテリアには、シンプルな無地やストライプ、グレー系の壁紙が調和しやすいです。

すでにある家具などがカラフルな場合や、窓の外の自然の緑などを生かしたい場合は、明るいカラーのシンプルな壁紙にする方がが良いでしょう。

自然光が多く入る部屋では、明るい色を選んで、より明るく開放的な空間にすることができます。逆に、あまり光が入らない部屋では、明るい色や白系の壁紙を選ぶと、部屋を広く感じさせることができます。

4. アクセントウォールは控えめに

壁紙のトレンドは変化しますが、あまり流行に左右されすぎると、数年後に「飽きた」と感じることがあります。流行のデザインを部分的に取り入れたり、アクセントウォールとして使うなどして、全体のデザインに調和させると良いでしょう。トレンド感のあるデザインを選ぶ際には、壁一面に取り入れるのではなく、部分的に使用する方が無理なく取り入れられます。
人気のクロスに、木目調やレンガ調などもあります。
フローリングや和室など、床材によって合う柄を検討しましょう。

5. メンテナンスや耐久性を考える

キッチンやリビングなど汚れがつきやすい場所では、汚れが目立ちにくい色や、汚れに強いビニール素材の壁紙を選ぶと、メンテナンスが楽になります。特に手や足が触れる部分は汚れやすいため、耐久性が高い壁紙を選ぶことが大切です。
壁紙の中には、汚れや水分を簡単に拭き取れる素材もあります。特に家族が多い場合や、ペットがいる家庭では、掃除がしやすいタイプの壁紙を選ぶと便利です。

6. 試しにサンプルを取り寄せる

購入前にサンプルを取り寄せ、実際に部屋の中で見てみることが重要です。特に色や柄の印象は、カタログや画面上で見るのと実際に貼ったときで異なることがあります。光の当たり具合や隣のインテリアとの調和を確認してから決定しましょう。

 

アクセントクロスの活かし方は?

色には様々な印象があり、人の心にも影響を及ぼします。
アクセントクロス(カラー)とは、部屋の印象にアクセントを加えるような色や柄の壁紙のことです。ファッションやデザイン用語で「差し色(挿し色)」とも呼ばれますね。

一般的に、基本カラーの3色を「70%:25%:5%」の比率にすると、バランスの取れた美しい配色になるとされています。このうちの「5%」がアクセントカラーになります。
この配色を守ることでバランスよくまとまったセンスの良い部屋づくりが可能です。

●部屋に使う色で人に与える影響は?

部屋の色は、その空間にいる人の心理状態や感情に大きな影響を与えることが多いです。色が与える印象は、私たちの気分や行動、エネルギーレベルに直接的に関わります。

1. 青(ブルー)の部屋

青色は精神的なストレスを和らげ、冷静さを保つのに役立つため、忙しい日常から解放されたいときに最適な色です
青は集中を促進する色としても知られており、仕事や勉強の空間として理想的です。静かで穏やかな気持ちになり、冷静に思考することができるでしょう。
ただし、あまりにも青が支配的な空間では、孤独感や閉塞感を感じることもあるので、温かみのある色と組み合わせるとよいです。

2. 赤(レッド)の部屋

赤い部屋に入ると、活力やエネルギーが湧き上がる感覚を覚えます。情熱的で積極的な気持ちにさせる色であり、動きやアクションを促進します。
赤は強烈な色であり、無意識のうちに注意を引きます。特に食欲を刺激するため、ダイニングルームやキッチンに適していますが、多用すると過剰な刺激がストレスや不安感を引き起こすこともあるため、アクセントとして小物や部屋の一部に使う方が良いでしょう。

3. 緑(グリーン)の部屋

緑の部屋に入ると、自然の中にいるような感覚を得られ、心が癒されます。緑は安定感と調和をもたらし、精神的に落ち着ける効果があります。
植物の色に近い緑は、活力を与えつつも心地よくリフレッシュさせてくれます。長時間過ごす部屋として、心身ともに健康的に感じることができます。
緑は、特に不安やストレスを感じているときに安心感を与えてくれます。自分を守られているような感覚を与えるので、リビングや寝室などに最適です。

4. 黄色(イエロー)の部屋

黄色の部屋に入ると、明るく元気な気分になり、ポジティブなエネルギーを感じます。幸福感や楽しい気持ちを引き出す色で、コミュニケーションを促進します。
黄色は創造力を刺激するため、アートや仕事のスペースに適しています。発想を広げたり、アイデアを生み出すときに役立つ色ですが、黄色が多すぎると、注意力が散漫になったり、落ち着かなくなることがあります。時に不安感を引き起こすことがあるので、適度に使うのがポイントです。

5. オレンジの部屋

オレンジ色の部屋は活気に満ち、社交的な雰囲気を作り出します。人々を引き寄せ、会話や交流が盛んになる効果があります。
オレンジは温かく、心地よいエネルギーを与え、部屋を居心地の良い空間にします。家族や友人との時間を楽しむのにぴったりです。
過剰に使うと圧迫感や緊張感を感じることもあります。アクセントとして一部に使うのが良いでしょう。

6. ピンクの部屋

ピンクの部屋は、優しさや愛情を感じさせ、心を穏やかにします。特に柔らかなピンクは、心の安定を促進し、リラックスできる環境を作ります。
甘く穏やかな印象を与えるため、疲れた心を癒し、温かい気持ちを引き出します。寝室やリビングに適しています。
ただしピンクが過剰に使われると、甘すぎて退屈に感じたり、子どもっぽい印象を与えたり、濃いピンクは落ち着かなくなることがあるため、バランスよく使うことが大切です。

7. 紫(パープル)の部屋

紫色の部屋に入ると、精神的な深さや高貴な印象を受けます。クリエイティブなエネルギーを刺激し、直感や想像力を高める効果があります。
特に薄い紫は心を落ち着け、リラックス効果をもたらします。集中して考えたいときや、深い思索をしたい場所に適しています。
濃い紫は、少し重い印象や圧迫感を感じることがあります。使用する場合は、他の色とバランスを取ることが重要です。

8. 白(ホワイト)の部屋

白い部屋は、非常にクリーンで広々とした印象を与えます。心を軽やかにし、開放的な気持ちになれるため、特にリセットしたいときにぴったりです。
何もない空間やシンプルな空間を好む人には理想的です。整理整頓された空間で精神的にも清々しい気持ちになります。
ただし、白は冷徹な印象を与えることがあるため、長時間いると無機的に感じることもあります。温かみのある色と組み合わせるとバランスが取れます。

9. 黒(ブラック)の部屋

黒い部屋はシックでエレガントな印象を与え、洗練された気分になります。深い思索をする空間には向いています。黒は心を引き締め、集中力を高める効果もありますが、暗く重い印象を与え、孤立感や圧迫感を感じることがあります。長時間いると疲れを感じることがあるため、アクセントとして適度に使うのが理想的です。

10. 茶色(ブラウン)の部屋

茶色は落ち着きと安心感を与える色で、部屋に入ると心が落ち着きます。自然の素材を連想させ、心地よさを感じさせます。
深い茶色が多すぎると、重厚感が出て堅苦しさや退屈さを感じることがあります。明るいトーンの茶色を選ぶと落ち着きます。

 

●壁紙に使える色の効果は?

また色には
「膨張色」↔︎「収縮色」や
「進出色」↔︎「後退色」があり
これをうまく使い分けることが必要です。

例えば、キッチンの奥にある壁を落ち着いたブルーグレーやモスグリーンなどのアクセントクロスを使うことで後退性が感じられ、奥行き感が増します。

またテレビモニターの背面や、寝室の壁をワントーン明度の低い色を使うことで、目が疲れにくかったり、落ち着いて安眠できるという効果が得られます。

「アクセント」というだけあって、部屋全体の面積に対して一部に使うようにしましょう。また家具や小物がカラフルなものや多色の場合は、壁紙もカラフルだったり、どぎつい色になると、落ち着きの無い空間になり、情緒にも影響しかねません。
次の人気のカラーコーディネートを参考にしてください。

 

壁紙で人気のカラーコディネートは?

これらのカラーコーディネートは、各部屋の用途や雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。また、色のトーンを調整したり、アクセントとして異なる色を使うことで、より個性的で魅力的な空間を作ることができます。

一般的に3色までに抑えると、カラーコーディネートとしてはまとまりやすくなります。
すでにお手持ちの雑貨や家具にそれぞれの色があると煩雑な印象になるため、色を増やす場合でも4〜6色ぐらいまでが賢明です。

以下は部屋のサンプル別にカラーパレットを作成してみました。



いかがでしょうか?
お好きなカラーパレットを参考に、検討してみてください。

 

壁紙で素敵な部屋を実現するために

壁紙は空間の印象を大きく左右するため、色や柄、質感にこだわることで、部屋全体の雰囲気を理想的に仕上げることができます。自分のライフスタイルや目的に合った色を選び、リラックスしたい場所には穏やかな色、活力を求める場所には元気な色を選ぶと良いでしょう。柄に関しては、シンプルな無地やストライプが空間を広く見せ、華やかな柄やテクスチャーは個性を引き出します。

また、壁紙を選ぶ際には、部屋の大きさや光の入り具合を考慮することも大切です。明るい色や淡いトーンは部屋を広く、明るく感じさせ、暗い色や濃いトーンは落ち着いた、洗練された雰囲気を作り出します。アクセントとして一部の壁に違う柄や色を使うことで、部屋に奥行きや個性を加えることができます。

さらに、壁紙の質感や素材も重要なポイントです。布地調やビニールなど、触り心地や使用場所に合ったメンテナンス性を考慮した素材選びをすることで、長く快適に過ごせる空間が作れます。最後に、家具や小物の色と調和させることで、統一感が生まれ、バランスの取れた魅力的な部屋が完成します。

壁紙は部屋の「顔」とも言える存在です。色、柄、質感の選択にこだわり、自分の好みやライフスタイルに合わせたインテリアを作ることで、毎日過ごす空間がより素敵で心地よくなるでしょう。

壁紙、クロスで疑問点やお困りであれば、お気軽に弊社へお問い合わせください。

 

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