バスタイムに満足してる?入浴スタイルに合ったバスタブの選び方とは?
2024/10/21 | タスクコラム トイレ/洗面/浴室目次
バスタブはどのように選ぶ?バスタブの種類と特徴
入浴中は、入浴時間やお湯の温度が人それぞれ違ったり、浴室で音楽を聴いたり、テレビを観たり、アロマを取り入れたり、疲れた部分をマッサージしたりと、入浴スタイルはさまざまです。
使い勝手が良い、自分好みの快適なバスルームを実現するには、自身の入浴スタイルを把握して、それに合わせてバスタブや水栓、洗面器などを選ぶことが大切です。
ここではバスタブについて、お風呂の形状や素材、選び方など、様々な角度から解説いたします。
バスタブによって変わる!体への負担を軽減するバスタブとは?
バスタブは、背もたれ部分の形状と深さによって、和バス、洋バス、和洋折衷バスに大きく分けられます。
熱めのお湯に短時間だけ浸かるという人は和バス、半身浴や長時間入浴したい人は洋バスを選ぶと、体への水圧の負担が少ないでしょう。
医学的に安全と言われる湯温は38℃〜39℃と言われています。日本の銭湯などで好まれている42℃くらいになると、血圧の変動が大きくなり、血管や心臓の疾患がある方には負担の大きい湯温になります。
洋バスの浅いバスタブは、寝そべる姿勢に近いので体への負担も少なく、血液循環がスムーズに行われます。
引用:カルデバイ鋼板ホーローバスカタログ より
その他、デザイン面で言うと、置き型の楕円形のバスタブに猫足のついたものなどは、個性的でデザイン性がグッと上がりますね。
希望のイメージがどんなものか、下記のバスタブの種類を参考にしてみてください。
●バスタブの形状
- 矩形浴槽(ストレートライン): 一般的な長方形の浴槽。シンプルで様々な浴室に合うのが特徴です。
- 楕円形浴槽(ラウンドライン): 優しい曲線を描いた浴槽。ゆったりと寛ぎたい方におすすめ。
- 角形浴槽: シャープな印象の角形の浴槽。スタイリッシュな空間作りに最適です。
- タマゴ浴槽: 卵型の浴槽。身体を包み込むような形状でリラックス効果が高いです。
- その他: 半円形、非対称形など、個性的な形状も多数存在します。
●バスタブの素材
- ホーロー: 耐久性、耐熱性に優れ、お手入れが簡単。
- FRP: 軽量でデザイン性が高く、価格も比較的安価。
- 人工大理石: 滑りにくく、温浴感が高い。
- 木製: 高級感があり、温もりを感じる素材。
●バスタブのサイズ
浴室の広さに合わせて、バスタブの大きさを決めましょう。狭すぎるバスタブは圧迫感を与え、広すぎるバスタブは移動スペースが狭くなってしまいます。
また家族構成(単身、夫婦、子どもがいるなど)によって必要なバスタブの大きさが変わります。
同時に何人で入るかを想定し、余裕を持ってサイズを選ぶのが良いです。
バスタブサイズを決めるためには、浴室の寸法を正確に測っておき、メーカーのカタログで、様々なサイズのバスタブを比較検討しましょう。
浴室の種類には、浴槽や壁、床などを工場で作り、現地にあるお風呂場で組み立てる「ユニットバス」と昔ながらのオーダーメイドのお風呂「在来工法」があります。希望するバスタブによって、浴室の完成形も変わってくるので、しっかりとイメージしておきましょう。
実際にメーカーのショールームに行って、バスタブに入ってみたり、サイズ感や座り心地などを確認すると、自分の理想に合っているかが把握しやすくなります。
尚、メーカーのバスタブのサイズは、一般的に「横幅×奥行き」で表示されます。例えば、「1616サイズ」は、浴室のサイズが横幅160cm、奥行き160cm(1坪)という意味になります。
●バスタブの機能
バスタブの素材や機能によって、価格は大きく異なります。
追い炊き機能、保温機能、ジェットバス機能など、予算を踏まえて必要な機能を選びましょう。
LIXIL(リクシル)のサイトでは、「入浴姿勢シミュレーション」があり、浴槽と身長別に入浴姿勢をイメージできます。
リクシル 浴槽の種類 ▶︎
バスタブの種類とメリット・デメリット
●バスタブの種類別
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
矩形浴槽 | シンプルで使いやすい | デザイン性に欠ける場合がある |
楕円形浴槽 | リラックス効果が高い | 掃除がしにくい部分がある |
角形浴槽 | スタイリッシュな空間になる | 浴槽の角に体が当たりやすい |
タマゴ浴槽 | 包み込まれるような浴感が得られる | 価格が高い場合がある |
●バスタブの素材別
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ホーロー | 耐久性・耐熱性に優れる | 重い |
FRP | 軽量でデザイン性が高い | 傷つきやすい |
人造大理石 | 滑りにくく、温浴感が高い | 価格が高い |
木製 | 高級感があり、温もりを感じる | 水に弱く、お手入れが大変 |
●FRP
FRP浴槽とは、FRP(Fiber Reinforced Plastics)と呼ばれる、ガラス繊維強化プラスチックを素材とした浴槽のことです。軽量で成形性に優れているため、様々な形状やデザインのバスタブを作ることができます。
一方で、耐久性や滑りやすさといったデメリットもあります。
●ホーロー
ホーローとは、鉄やアルミなどの金属基材にガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものです。浴槽に使われるホーローは、その耐久性や美しさから、長年多くの人々に愛されてきました。
ホーロー浴槽は、高い耐久性と保温性、そして美しい外観が魅力の素材です。しかし、重量や価格、衝撃への弱さといったデメリットも考慮する必要があります。
●人造大理石
人造大理石のバスタブは、天然の大理石のような風合いが魅力で、その美しい光沢と滑らかな肌触りから近年人気が高まっています。天然の大理石とは異なり、樹脂と鉱石を混ぜ合わせて作られた人工的な素材です。
人造大理石には主にポリエステル系とアクリル系のものがあり、アクリル系の材質のほうが高価ですが、より透明感があって肌触りもなめらかです。汚れがつきにくく手入れがしやすいことや、表面が滑りにくく設計されているため、入浴中の転倒のリスクを低減できます。
●ステンレス
ステンレスは錆びにくく、表面が滑らかで、耐久性が高い素材です。長期間、美しさを保ち続けることができます。またステンレスは熱伝導率が低いため、お湯が冷めにくく、保温性に優れています。
デザイン性を工夫すればスタイリッシュなイメージにも活用できる可能性もあります。
●木製
木製浴槽は、古くから日本人に親しまれてきた伝統的な浴槽です。木の温もりと香りが浴室に癒しを与え、心身のリラックス効果が期待できます。浴槽の材質として使われる木の種類には、ヒノキやヒバ、マキなどがあり、最も高級であるヒノキが高い人気を誇っています。木製の浴槽は、換気不良やお手入れ不足の場合、カビが生えやすいため、こまめなメンテナンスが必要になります。
自分に合った入浴スタイルで癒しと健康効果を
●自分の入浴スタイルを知る重要性
バスタイムは単なる体の清潔を保つだけでなく、リフレッシュや美容、健康促進のひとときでもあります。
体を丸めて入らなければならない、手足が伸ばせない、または浴槽の底が滑って体が沈みやすい、など居心地の悪さがあると、かえってストレスにつながることも懸念されます。
ご自身の入浴スタイルを知ることは、心と体がより快適で効果的なバスタイムを送るためには重要な要素です。入浴スタイルによって、求めるリラックス効果や得たい健康効果が異なるからです。
理想のバスタブを見つけるお手伝いをします
いろいろありすぎて決められない・・・という方も多いと思います。
バスタブ選びについて、自分の環境に合ったヒントが欲しい、どうするのがベストな選択か、など、お困りの点があればお気軽にご相談ください。
その際、以下の情報もあればご提案しやすくなります。
- 浴室の広さ:
- 家族構成:
- 重視する点: デザイン、機能性、価格など
- ご予算:
これらの情報に基づいて、あなたにぴったりのバスタブをご提案させていただきます。
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