なぜ高性能の塗装でも外壁修理が必要?(前編)
2021/12/09 | リフォーム 外壁改修20数年ノーメンテナンスの外壁改修
こんにちは。
今回は長年経過した住宅の外壁改修の様子をお届けします。
こちらのお宅では施工事に高性能な外壁塗装をされていたので、
色の褪色や剥がれ、壁の劣化など、
安価な商品よりも経年劣化は少ないのですが、
クラックが各所に目立ってきていました。
足場施工し、各所をチェック
足場を組んで普段手の届かない、
見えづらいところまで確認できる様になると、
壁の浮きが確認できました。
こちらはビスで補強しました。
屋根瓦の方まで確認していくと
釘の浮きもありました。
こうして各所の歪みや膨れなども
同時に補修していくことが可能です。
なぜクラックが起こるのか?
クラック(ひび割れ)には大きく分けて二つの種類があり、
塗膜表面のクラックと、外壁材自体のクラックです。
原因としては経年劣化によるものや、外壁材の特性、
施工行程での不備、地盤沈下や地震などの外的要因など
発生原因は多岐にわたります。
高性能の材料で塗られていれば経年劣化は抑えることが可能ですが、
様々な理由によってクラックが生じてしまうことがあります。
軽いものは、「ヘアクラック」と呼ばれ髪の毛の様に
細いひび割れのことを言います。
ここで気をつけたいのは外壁材自体のクラックで、
建物の構造に影響を及ぼす可能性が高い深刻な「構造クラック」です。
一般にクラックの幅が1mm以上あれば
点検と補修が必要と言われています。
3mm以上になると重度のクラックで
長期間放置されていた状態だと
建物内部への雨水の浸透が懸念され
建物構造部分にも悪影響を与えている可能性があります。
一度みなさんのお宅の外壁もチェックしてみてください。
塗装の前に外壁の割れを補修
今回はクラック部分をファイバーネットと樹脂モルタルにて補修し
その後塗装していく予定です。
今回は、足場組から塗装下地までの施工をしました。
続きはまた後日お伝えしますね。
外壁改修工事(前編)のまとめ
当初確認できていた多数のクラックの他に
一見するとわからなかった屋根瓦の釘浮きや
壁の浮きなども確認できました。
壁材が上質の素材であっても
20年以上も様々な気象環境に晒されたままで
ノーメンテナンスだと、やはり各所に痛みが出てきます。
各所の痛みを放置していると
建物の劣化を促進させてしまうので
早めの対策を取り、方法についても信頼できる施工会社へ
相談してみましょう。
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